伝統の技術で日本人の精神文化を支え、皆さまの生活を豊かにするお手伝いをします。

書道は毛筆と墨で文字を書く芸術で、毛筆は文字の太さや濃淡を自由に調整でき、書く人の精神的な深みや美しさが表わされます。最近ではマインドフルネスに書道が役立つという説もあります。毛筆を使って手で文字を書くという行為は、意識を「いま」に向けることであり、目の前にあるものをしっかりと見る助けになります。書道筆は「尖」・「斉」・「円」・「健」の四徳が備わっているものが良いと言われます。「尖（せん）」とは、穂先が尖ってまとまりのあることです。「斉（せい）」とは、穂先全体がよくまとまっていることです。「円（えん）」とは、穂先がきれいな円錐形であることです。「健（けん）」とは、穂先のコシが程よく弾力があることことです。私たちは古来より受け継がれてきた、日本人の精神文化を支える「筆」を、その精選された技術と魂で時代を超えて引き継いで来ています。